もうすぐハリラヤ。イスラム教の一ヶ月に及ぶ断食が始まります。今年は8月10日～9月10日だったかな？断食といっても全く飲まず食わずという訳ではなく、日が沈んでから（何時だか分かりませんが時間が決まっているようです）なら水を飲んでも物を食べても良いそうです。そんなハリラヤの食べ物の1つがこのクレペックとバフル。水・卵・小麦粉・砂糖というシンプルな材料で作る焼き菓子＆揚げ菓子です。焼き菓子は金魚やお花の小さい型で焼くのでとってもキュートな仕上がり。（出来立て熱々はやっぱり美味しい～♪）ベースの生地に様々な材料を混ぜて甘辛両方を作っている工場を見学する機会があったので見てきました。カレー風味のプレッツェルや胡麻や豆を練り込んだクラッカー、耳の形をした塩味の薄いチップスなどバリエーションもかなり豊富。ハリラヤのお菓子というだけあって日持ちするし薄味だし、何より水とこれらのお菓子だけでも栄養としては大丈夫なように考えて作られている所が素晴らしい！これをちょっと変えれば非常食として絶対いける！と妙に感動してしまいました。

上の子供は7月に新学期が始まる。その前にPCと制服と教科書を買い揃えておかなければいけないのに購入先をメールで何度も問い合わせしても返事が来ない…。仕方ないので直接学校の事務に行って聞いたところ、併設大学のカフェテリアの中にある売店で買えるという事なのでその足で買いに行きました。でも何故だか一番小さいレディースSサイズのシャツが日本でいうところのメンズLサイズ…。Sという表示が間違っているのか？！はたまたメンズSサイズを手渡されたのか？何度も確認。どうやらこれで間違いないらしいという事なので仕方なく購入。リフォームするしか無さそう。さてどうするか。ショッピングモールにそんな所あったかなぁ…そうだ！と市場の2階は確か生地屋エリアだった事を思い出し、ダメもとで開いてるお店に直接交渉。寸法も測り終え2日後に取りに来るからそれまでに仕上げてもらう約束をして後日取りに行ってみると…シャツは未だそのままの状態。30分で仕上げるからとおばちゃんは余裕顔。大胆にもハサミでジョキジョキ腕や裾を切り出しマチ針で止めるでも仕付けするでもなく指で摘まみながらのミシン掛け開始。「日本製のミシン（シンガーのロックミシン）はすごく丈夫でトラブルが無いからとても使いやすい。中国製のはダメね」と日本製びいきのおばちゃん。メンテナンスが行き届いてるロックミシンは旧いけどとっても良い音がしてました。指まで縫わないようにね～。結局1時間30分待たされたけどプロの技でそれなりにちゃんと仕上げてくるところはさすが。こんなリフォームのやり方でOKなんだ。細かい事は気にしないお国柄がよく表れてます。気になるお値段はというと日本のように細かい設定はされておらず、1枚直して10RM（300円位）でした。

A FAMOSA（アニマルワールド）はマラッカにある動物園。動物園だけではなくプールゾーンやアドベンチャーゾーンなどもある総合テーマパークのような所です。アニマルワールドだけでもかなりの広さ。混んでなくて午後に猛烈なスコールが降るまでは充実の一日でした。ここでの目的はやっぱり象とラクダに乗る事！日本ではまず体験出来ないでしょ？あとは象のショーを見たり、檻の付いたトラックに乗ってトラやライオンなど様々な動物を見たりボートで猿の島へ渡って間近で観察したり。乗り心地は象の方が良かったです。ラクダはお尻が痛くなる…因みにこの日の象の餌はサトウキビとバナナでした。一日中働きづめでお疲れモードの象さん達には、もうちょっとリンゴとかキャベツとかバラエティに富んだ餌をあげてもいいんじゃないかなぁ～なんて思ったりして…。スコールが降る前はアクロバティックなウェスタンショーを見て帰る予定だったんだけど残念ながら雨で中止。フードコートで雨宿りしながらマンゴーやパイナップルのカットフルーツと温かい塩バターコーンをおやつに食べながらマンウオッチング。売店の傘は飛ぶように売れてました。でも7人家族で1本の傘では絶対濡れるだろう～、と店員のインド系おばちゃんと目が合ってお互い苦笑いでした。

マラッカ川に囲まれたカンポン・モルテンは小さな村の集落。ヴィラ・セントーサは村長さんのお宅で一般公開もしています。日本人の観光客が多いのか村長さんは日本語が少し話せます。そして何故か「君が代」の歌も一節歌ってくれます。昔ながらの生活を覗かせてくれるこのお宅。村長さんのご好意なので特に拝観料は設定されていませんが心付けとして入り口の籠に10RM程度入れる人が多いようです。（籠の底にセロテープで10RM札が貼り付けられておりますので…アハハ）

マラッカで3年程前から始まったというリバークルーズ。マラッカ川の川沿いにある旧い建物には様々な絵が描かれているスポットとそうでない昔ながらの風情を残す建物が混然一体となっていて面白い。川で釣りをしている子供や蛇なども泳いでいる。ただ泥川で一体何が釣れるのかは疑問。汚いのが残念…。20分程の短いクルーズではありましたが演歌調のCDを大音量で流しそれに負けない位大きな声で観光案内（勿論マレー語）するおじちゃんの声で、セーヌ川のように風を感じながら優雅にクルーズとはいかなかったなぁ。アハハ、これがマレー式。