…という訳でブンブン村からKLに戻ってクラフトセンター（コンプレックス　ブダヤクラフト）のイベント覗いて来ました。イメージ的には東京ドームや幕張メッセのイベントみたいな感じ。テーマごとに会場を大きく７つに分け、各会場の中でマレーシア全土から様々なクラフトブースが出展。中央のステージではマレーの楽器演奏や伝統舞踏などが時間ごとに披露されます。日本と違い「商談」という感じでは全く無く、入場料も無料で一般人がぶらっと気軽に立ち寄って楽しめて買える（しかも安い！）敷居の低～いイベントでした。夜10時までやってるのも有難いね～っ！バティックやソンケットなど布ブース、木彫りや籐製の椅子などインテリアブース、パンダンリーフで編んだ籠やマット笠のブース、サバのビーズ細工やパールのアクセサリーブース、皮製品や焼き物などじっくり見ようと思ったらとても1日じゃ回りきれないくらいっ！充実の1日でした。

以前紹介したブンブン村で新年の祭りが執り行われると聞いたので見に行ってきました。何でも3月5日はインドネシアの暦で新年という事らしく、元々インドネシアから移住してきた村の先祖に習ってこの日に祈りを奉げるのだそうです。会場はパンダンリーフで作られた様々な飾りでデコレーションされとてもとても美しい！！これを見れただけでも来た甲斐があったというもの。古いパンダンと新しいパンダンの2色を使って祭りの装束や繊細な祭壇飾りなど上手に編み上げて作ってある。花や鳥、冠や髪飾り、ピアスやブレスレットなどのアクセサリーまで…。一体準備にどれ位かかたんだろう？！感動しちゃいました。手作りの温かさ溢れる会場のみならず村人が猿に扮して踊る様子もコミカルで微笑ましい。因みに猿の髪や腰巻の1本1本もパンダンで細かく編み上げられておりました。祭壇に奉げた魔除けの液体（パンダンの香りがするココナッツの白い液体かなぁ…と推察）を先ずは子供達から額と手に振りかけてもらいマカン（振る舞いの食事）が始まる。村人と我々外部の人間が一体になる瞬間。KLのクラフトセンターで大規模に催されているクラフトイベント（マレーシア全土のクラフトが一同に集まる）にもこの村から出展してると聞いたので帰りにでも覗いてみようと思う。

2月のマレー料理教室はマレーシアの代表的な食べ物の一つ「ナシレマ」。ココナッツで炊いたご飯にきゅうり・ゆで卵・揚げたピーナツ・いりこにサンバルという辛いソースを絡めて食べる庶民派グルメ。街の屋台では葉っぱに包んで1つ2RM位で売ってます。これマレー人は日本で言うとおにぎりみたいな感覚で食べてるかな～？私はこの「サンバルソース」の作り方が知りたくて今回参加を決めましたっ！前々からこのソース、ナシレマだけじゃなく色々使い勝手が良さそうな気がしてたんだよなぁ～。（魚やチキンばかりでなくきっと炒め物の隠し味にも…？！）今回の講習はナシレマスペシャルバージョンとでもいう感じでチキンも付いてたしサンバルソースにもエビなんかた～っぷり入ってたので物凄く美味しい！確かに美味しいんだけど…でも結論から言うとナシレマ我が家では作りませ～んっ！食べたい時は2RM出すよ～。だって材料も手間も半端なく多いんだもん。それにやっぱりマレー料理。油が…凄いっ！カロリー高いぜ、これは。英会話の先生にこの話をしたら、「私流で良かったらもっと簡単でヘルシーな作り方教えてあげるわよ」って言ってくれたので今から楽しみにしてまぁ～す♪

街から少し離れた場所にあるバティック工房。馬小屋の隣。コンクリートの廃墟のような建物の1階で女性達によって美しい布が染め上げられていた。ここはコタバルでも老舗のバティック工房。完全分業制。この様に美しい布は生地問屋に卸しているらしく小売はしていない。ジャンティンも縦に細長く大きめ。ささ～っと実に軽やかな手捌きで色注しも暈しの加減を知り尽くしているのか迷いが無い。熟練の技は見ていてとても勉強になる。帰りはタクシーが無いので工房のおじちゃんがマーケットまで送ってくれたし、このジャンティンが欲しくてマーケット近くのクラフト博物館で尋ね歩いてたらオーナーが自らバイクで買ってきてくれたりと今回の旅ではホント親切なマレー人に沢山助けて頂きました。ありがとね～

街の中心にあるセントラルマーケット。
円形の巨大な市場。グランドフロアは果物・野菜・肉・魚などの生鮮食料品でこれらを囲むように上の階は乾物・タッパー・金物・玩具・アクセサリーと続く。（ザボン、凄く食べたかったなぁ…。）コタバルはバティックの生産地としても有名で最上階はバティックの生地問屋がずら～っと軒を連ねる。コタバルへ来たからにはバティックを買おう！という事で夫と子供達はシャツやブラウスをそれぞれ購入。私の分は無し。いいのいいのよ～私はジャンティン（バティックを描く道具）買ったから～♪