身近でチャイニーズニューイヤーにバリ旅行！という人結構います。でも彼らの食生活（というか味覚ですが…）がどんな物なのか知ってる人はあんまりいないみたい。私の中では確か「甘辛酸っぱい」食べ物だったような記憶が…。ありゃそれはタイだっけ？という訳で友達と確認の為バリ料理の店に行ってきました！マレーシアのマレー系マレー人は元々インドネシアからの移民族。だから料理も基本マレーの味付けとさほど変わり無いのは分かるんだけど唐辛子の辛さレベルは↑↑↑水が手放せない～（水にパンダンリーフでいらん味付けするのはやめてくれ～！）でもシーフードのフリッターは衣がとっても美味しかったです。ティオマン島のＡＢＣ村で食べたのと一緒の味♪そうそう、そう言えばそこのレストランで働いていた17才の男の子は「インドネシアから出稼ぎに来ています」と話してたっけ…。野菜＆シーフードたっぷり焼きうどん？風の麺も全然辛くなくていけます。（う～ん、こっちは少し甘めかな？）このフリッター食べる度にきっと彼の顔を思い出すんだろうな。そして「日本へ行きたいので勉強します。日本語の辞書を下さい」と真剣な顔で頼まれた事も…。

今年のチャイニーズニューイヤーは2月3日。1月に入ってからチャイナタウンでは少しずつ新年に向けての準備で賑わいを見せ始め提灯や兎、梅や牡丹などの造花や様々な飾りを販売する店が軒を連ねる為、街は赤と金で一気におめでたい雰囲気に染め上げられる。コンドのロビー入り口にも赤いリボンで飾れれた金柑大の小さいみかんの鉢植えがまるで門松のようにでーんと対で設置されるし、ショッピングモールではこんな感じのディスプレイが…。兎に角「派手っ！」なのでありますよ～。驚きはみかん。露天でもこんな感じに箱詰めされたみかんが「これから市場に出荷でもするんですかぁ？」という風にして売られています。みかん大好き人間にはたまらない光景ではありますが「うーん、待てよ。待てよ。このみかんはバリバリ農薬の中国産…？！」そう思うと手を出す勇気が萎えてしまう小心者の私…。夫が職場で貰ったみかんを一房食べてみましたがたまたまだったのかな？やっぱり「化学的な味」がする何とも不気味な甘さでした。私の体、大丈夫かなぁ～

アイス・カチャンはマレー風のカキ氷。単に練乳やイチゴシロップがかかってるだけならと～っても美味しいと思うんだけど、この氷の下には砕いたピーナッツ＆亀ゼリー？＆ナタデココ＆コーンなんかが入っているから、しょっぱいのか甘いのか実に複雑で摩訶不思議な味なんだな…。おまけに苦手なパンダンの香りまでた～っぷり付いてるので結局私は最後まで食べ切れませんでした。器もキンキンに冷えてるし悪くないんだけど埋まってる物がマンゴーやパイナップルなど「果物」であって欲しかった…。

1月20日はタイ・プーサム。ヒンズー教の神様（どの神様か分からないけど…）の誕生日。皆何処から集まったの？！っていう位インド人の数が半端なく多いし物凄く暑いっ！流れに押されて危うく家族とはぐれそうになる。ここで迷子になったら二度と会えないだろうなぁ…。観光客最大の関心事と言えばやはり信者達がチャイナタウンのお寺からバトゥ・ケイブまで夜通し歩いて担いで来る御輿と彼らの体中に突き刺さる無数の針やフック（そこに吊り下げられたお供えの果物も）そしてトランス状態で痛みを感じない彼らの様子だろう。大人も子供もインド人の誰もが気合を入れてお洒落して来ている。例えて言うと正月の初詣に着物を着てくるイメージかな。誰もがサリーやパンジャビスーツ＆豪華なアクセサリーを身に付け美しく着飾っている。髪にはジャスミンの花をあしらい信仰心のアピールも忘れない。売店も数限りなく広がってる感じで仮設遊園地ではミニジェットコースターや観覧車も。電車で行ったんだけどこれも物凄い混雑。くらくらして疲れた…様子は大体分かったので、来年は見なくても良いかな。

ここは木彫りの像や椰子の実、パンダンリーフを使った工芸品などを作っているアート村。ものすご～いカンポン（田舎の村）！犬や猫、鶏も放し飼いされてます。運が良ければ制作工程なども見学出来るブンブン村。本当はパンダンリーフを使ったしおりの織り方を見たかったんだけど、あいにくこの日はお休みだったようで…現物購入だけはOKでした。チューチューアイスの殻が道のあちこちに捨てられている所を見るとどこも子供は一緒なんだな～、この毒々しい見た目と甘さに惹かれるんだな～と微笑ましくなっちゃいました。