タイ北部の伝統料理ジンソムとガイヤーン。ジンソムは生豚肉を発酵させて作ったソーセージ。一度食べたら癖になる美味しさです。酒飲みにはたまらない味！豚だし「生」ってところで最初は食べるのに勇気がいるんだけどね…でもニンニクやチリや香辛料もたっぷり入ってるから消毒にはなってるかな？生でこんな風に野菜に絡めて食べたり、バナナの皮に包んで蒸したり焼いたり、はたまた調味料としてスープの出汁に使ったりと実に便利な保存食なのであります。各家庭で作るのが一般的なんだそう。でもスーパーにも売ってました。そしてガイヤーン。これはチキンの焼き物。平たく言えば焼き鳥です。イサーン地方の名物料理。スパイスに漬け込んだチキンを焼かずにから揚げにしてチリで頂きました。ちょっと辛いけどこれまたお酒が進む味です♪

ナイトマーケットで驚いたのは夕方6時の風景。街中のスピーカーから国歌が流れ始めるとその場で人々の動きがピタッと止まり音も一瞬にして消えてしまう。話し声もラジオの音も服が擦れる音さえしない。国歌が終わるととたんにざわめきが戻ってくるのであるが、この切り替えの早さが素晴らしい。（旅行者も皆それに習うのであるが最初は全然意味が分からなかった…）そしてもう一つ「足つぼマッサージ」の店。これが大繁盛。路肩にダーッと並べられたビーチチェアには欧米人旅行者がトドのように寝そべって施術を受けてました。他にも少数民族のバッグや帽子を扱う店、皮財布の専門店、照明器具や小物を扱う店等々、果てしなく沢山のお店が。見てるだけでテンション上がります。あ～楽しっ♪やっぱマーケットはこうでなくっちゃ！でも一番の楽しみは何たって食べ物屋台。「買い食いに勝るアトラクション無し！」という事で今回色々試してみたけど、豚のソーセージ？と豚バラ串が一番美味かったですっ！ホント美味しかったぁ～♪（へへっ何串食べたかな…）お腹いっぱいで手が出なかったけど焼き芋や焼きもろこしも良い香りがしてたなぁ…そう海の家のあの匂い～。マンゴーサラダにすり身の焼き物、焼きビーフンから豚串と前菜・メイン・デザートまで揃うマーケットの屋台はまるで人々の活気まで体内に取り込んでいるような特別感がある。元気を貰える気がするのである。そしてここは特に。甘くなかったけどイチゴの砂糖漬けや焼きバナナなんかちょっとアレンジ加えれば日本のお祭りでも充分通用すると思うなぁ。

クリスマスという事でホテルのロビーやエントランスは勿論の事、ターペー門前の広場には巨大なツリーが幾つもデコレーションされて街中がとっても華やか！夜にはライトアップされるので本当に綺麗でした♪でもでも一番驚いたのは王様広場の前に設置された「仮設スケートリンク」。貸し靴屋までこんな風にちゃぁ～んとあります。綿で作った巨大な雪だるまもインパクトあって結構愛らしい。こんな暑い国でもスケートする人（出来る人）いるんだ～！待て待てタイには寒い地方もあったっけ？街のあちこちでクリスマスのイベントで踊るのだろう、一生懸命ダンスの練習をしている女の子達を沢山見かけました。衣装着てるチームも着てないチームも皆動きがしなやかで美しかったなぁ。仏教徒ばかりでなくカトリック信者も多いタイ。近くの教会で行われている深夜ミサの聖歌がホテルの部屋にまで流れてくる。そうだよね、クリスマスだもんね。参加出来なかったけど、窓から見える教会に向かって私もちゃぁ～んと心を込めてお祈り。とっても静かな街に響く美しい聖歌は心が洗われます。

市内の寺院を訪れる。歴史を感じさせる石像や繊細で美しい金箔細工が施されたお寺、カラフルな灯篭の下に安置された仏像など「手先の器用なタイ人」の根気強さと美意識を見せ付けられる。タイの寺院では金箔を買ってこんな風に銅像に貼り付け願い事を祈願する風習があるらしいが、これは男性のみに許されていて女性は触れてはいけないのだそう。それにしても散乱した金箔、あれ持ち出す人いないのかなぁ。日本だったらとっくに誰かか持ち去って無くなっていそう…。日本人と違ってタイの皆さんは敬謙な仏教信者だからきっとそんな事考えもしないのだろう。違うなぁ～

最初に訪れたモン族の市場。赤バス乗って現場まで行ったんだけど、いや～チェンマイって日本人（特に女性）多いっ！乗り合いバスで一人旅や女性、学生グループの日本人にどれだけ遭遇した事か…。我々は服装？雰囲気？がどうやら現地化しているようでそうそう日本人とは気付かれない。だから乗り合いバスでの日本語会話はぜ～んぶ理解できちゃうのでありますよ♪皆さんチェンマイリピーターなのかガイドブックを熟読されているようで「そんなお店あるんだ…」とこちらが感心するくらい良く知ってらっしゃる。モン族の市場は狭いエリアに点在してるんだけどこんな素敵なアンティークの帽子や服、端切れを扱うお店もあって、買い付けに来ている欧米人もいました。流石にお値段はそれなりにお高いですけど目の保養になりました。チェンマイにはモン族の他にもリス族やアカ族の織物やカレン族のシルバー、籠や陶器なんかも売ってるので雑貨好きの女性にはたまらなく楽しい場所である事間違い無しです！あ～また行きたいっ♪