カンボジアといえば絣。
本音を言えばこの為だけでも数日滞在したいくらいなんだけどなぁ…。本当は色々絣の布も買って帰りたかったんだけど今回は何せ時間が無いため残念ながら諦めざるをえない。この研究所で働きながら技術を身につけ自立を目指す女性達。子守をしながらの作業。工房は薄暗いが、彼女達は相当視力が良いのかこれ以上の明るさでは目が痛むのだという。天然の黄金繭で織り上げられた布はふんわりと優しい光を投げかける。とっても高価な布。だけど納得のプライス。

少し前になりますが春分の日の朝日＆夕日を見にカンボジアへ行ってきました。空港を降り立った瞬間、日本の「秋」を感じました。ほこりっぽい乾いた空気と肌寒い風。そう、長袖が恋しくなるあの感覚…。思わず「秋だぁ～！」と皆で叫んでしまいました。今回は子供の学校の都合で長期の休みが取れず2泊3日の強行スケジュール。本当はもっとゆっくりじっくり遺跡巡りをしたかったんだけど仕方ないです…。せめて予習バッチリして遺跡見ないと勿体無いっ！と機内でガイドブック真剣に読んじゃいました。一番美しいと言われるアンコールワット
の朝日は2日目のお楽しみ。初日は市内にある国立博物館やクメール伝統織物研究所、工芸品の制作工程が見学出来る工房などを訪れ、夕方からはマーケットでクロマー（綿のショール）を物色したり屋台で買い食いしたりと少しばかり地元っ子の生活にも触れてみる。焼きバナナはほんのり塩味。肉まんもニラ饅頭も蒸したて焼きたてで本当に美味しかったなぁ～♪さすがにホビちゃん（孵化寸前のアヒルの卵を茹でたものをライム＆塩コショウして香草で食べる）は食べる勇気が…。初めてトライした珍しい食材としては生の蓮の実。日本でも蓮の実は甘露煮や様々なお菓子に加工されているので馴染みはあったんだけど「生」は初めて。道端で花束のように束ねてこんな感じで売ってます。皮を剥いて食べるんだけど柔らかいピーナッツのような食感で結構いけます。おばちゃん曰く栄養あるらしいです。女性に良いんだって～。マーケットの周りには他にも焼きもろこしの屋台やフランスパンのサンドイッチ屋さん、腸詰め屋さんや干物屋さんに米屋さんなんかも沢山見かけました。（腸詰めは買って帰りたかったな…）

週末、海のコンディション抜群のティオマン島でダイビングしてきました。私達がいつも潜る時は天候や海のコンディションに恵まれない事が多いのですが、今回はガイド兼インストラクターの先生も太鼓判を押すほどの透明度。どのポイントでも海がめ・魚・サンゴなどとってもクリアに見えました！（海中写真は夫撮影）巨大な熱帯魚の水槽の中にいるみたいで美しい海底の世界をしばし堪能。暫く来ない間に島も少し綺麗に整備されつつある感じ？でした。しっかし混んでる！この時期やっぱりダイバー多いです。宿もキャンセル待ちでやっと取れた3人部屋に4人で泊まりちょろちょろ出る水シャワーに耐え切れず一緒に来ていた友達の部屋にお風呂貰いに行ったりして…。子供達には水いやお湯のありがたみを身に沁みて感じる良い体験にはなったみたいだけどね～。老体に水シャワーははっきり言ってキツイっす。今回は夜空に輝く満天の星空にも感動しきり。本当に沢山の星がキラキラ輝いて天の川や星座なんかもはっきり見えるんだもん。い～ねぇ～やっぱティオマンは。島の人間はいつもの風景だからさしたる感動、無いかもしれない。でも日本人だったらきっときっと感動すると思うなぁ。波の音を聞きながらピザとビール片手に夜空を見上げて過ごすひと時…この時間こそ人間にとっての癒しかと。大きな自然の前ではついつい「人間ってもっと自由にゆったり暮らしてもいいんだなぁ…」なんて日本での暮らし方について色々真剣に考えちゃったりもするけど、日本じゃ見る事も叶わない南十字星がそれはそれは大変美しく輝いてる様を目の当たりにするとね、自然と海に星にそして大自然に「感謝」の気持ちが湧き上がってくるから不思議。何だかんだ空見る余裕あったなぁ、今回は。

インドのお菓子「ムルク」。バティック教室の先生のメイドさんがおやつに作ってくれました。塩味が効いてパリパリの食感は止まらない美味しさ！クミンシードとチリ（普通は入れない）がちょっぴり入ってるのが先生の好みみたい。このムルク、インドでは元々お祝いのお菓子だそうでして今ではディパパリのオープンハウスの時に作って振舞われるお菓子のひとつなんだって。くるくるっと搾り出して揚げるクリスピーなインドのお菓子、メイドさんはいとも簡単に大量生産してたけどブッキーな私でも作れるかな？これなら…

郊外にある中華系コピでスッポンを食す。人生初。醤油ベースの煮込みなんだけど臭み無し。コラーゲンたっぷりでプリプリッ！ナマコにちょっと似てる食感。
日本人ならきっと唐揚げにして食べるだろうなぁ…。そっちも美味しそう。帰り際にスッポンの水槽をちらっと覗く。黒い海亀かい？！という位のビッグサイズ。日本で見かける小さいスッポンとは種類が違うんだろうな、きっと。噛まれると子供の腕なんか簡単に千切れちゃうらしいです。おぉ～怖っ…でもこの強さ、食せばきっと我が身も強くなる事間違いなし！なんでしょうな。納得。