アンコールトムの中央に位置するバイヨン。一部修復中のエリアも。観世音菩薩の四面塔が立ち並ぶバイヨンはそれらの表情からかどことなく柔和な空気が漂っている感じがする。レリーフや彫刻等も状態が良く、当時の暮らしぶりや戦いの様子などがはっきりと分かる。遺跡の中の広場では当時の扮装をした人々と記念写真が撮れたり（有料…というかチップです）バイヨンの中に何箇所かある仏像の前でお線香を奉げてお祈りする事も出来ます。線香代というか気持ち程度の寄付金（我々は遺跡修復＆保存に当ててくださいという意味を込めて渡しました）を渡すと仏像を守っているおばあさんが毛糸の赤いミサンガを手首に巻いてくれます。これ、願いが叶うお守りなんだって！今年はダブル受験。しっかり「合格」お願いしちゃいました～。

アンコールワットからバイヨンへと続く道上に建つ南大門。道の両側には神々と阿修羅がナーガ（ヘビ）の胴体を引き合う像が立ち並ぶ。修復された像も幾つかあるけど、やっぱり風化されて崩れた顔や苔がはびこる像には年月を経た美しさと迫力が感じられます。この道を象の背中に乗ってこんな風に通過する事も。絵になるぅ～！早くも「トゥームレイダー」の世界。ドキドキするなぁ～クロマー巻いて帽子を被り日焼け対策は万全。暑いけどこれから巡る遺跡への期待感MAXですっ！

年に2日春分の日と秋分の日に西参道から正面の中央堂に昇る朝日が見られるアンコールワット。この日は丁度春分の日。絶景の朝日を見ようと、世界各地から物凄い数の観光客が訪れている。アンコールワットに入る為には入り口で顔写真入りの1日券か3日券などを作成＆購入し、各ポイント毎に一人ずつチェックを受けるというシステム。（このチケット忘れたり無くしたら中には入れません。）トゥクトゥクや自転車、観光バスや小型バンで乗り付けた観光客がひしめくチケット売り場。ワットに着き遺跡に座って朝日を待つ間にも可愛い野良犬（首輪してるから飼い犬かな？）や布を手に売り歩く土産物屋さん、目の前でモデル張りに様々なポージングで記念写真を撮り続ける中国人なんかを見ていられたので全然飽きずにすみました。それにしても中国人はやっぱりマナーが悪い。。後から来て平気で人の視界遮るんだもんねぇ。無理やり割り込んで座るし。遺跡に平気でゴミ捨てるし。（何で中国人はとうもろこしが好きなんだろう？食べながら遺跡は歩いちゃいかんよっ！）
残念ながらこの日は曇り。結局くっきりした美しいサンライズにはお目にかかれませんでしたが遺跡の朝は神秘的で美しい。あ～お腹すいた。これからホテルへ帰って朝食。その後の遺跡巡りも楽しみ楽しみ！

泊まったホテルでサプライズ。夜中にホテルの従業員数名がドアをノック。ルームサービスなんて頼んでないのにおかしいな、と夫が対応。ドアを開けると夫の誕生日にと可愛いケーキとバースデイソングのプレゼント。でも何だか違うんだよねぇ。だって今日は誰の誕生日でもないから…。どうやら私の誕生日の月と夫の誕生日の日がミックスされて記録されたらしい。事情を説明してケーキ辞退の申し入れをする。ところが「まぁいいじゃない、少し早いけどおめでとう！」と更に声を張り上げて２回もバースデイソングを歌ってくれた。ありがとう！こんなお笑い、一生忘れないよ～♪大好きタラ・アンコールホテル！

夕食にカンボジアの名物「チュナン・ダイ」（鍋）を食べてみる。牛肉をメインに野菜・キノコ・湯葉？なんかが入った栄養たっぷりスープが体に沁みる。〆は卵を落として麺を入れる。…がこの麺、量が半端なく多い。鍋が来る前、既に揚げ春巻きやら魚のココナッツカレーやら麻婆豆腐？に牛モツスープなんか食べちゃった後だっただけに麺は不要。ご飯だったらおじやにしていけたかも。私的には鍋のスープで充分だったんだけど…。麺は半分の量でOKだったなぁ。残してゴメン！勿体無い事しちゃった…。