この期に及んで近所のモスクを訪れる。近いと「いつでも行けるし～」と前を素通りしてたんだけど、帰国するとなると「行っておかねば！」という気にもなる。お祈りの時間帯を外して行くと周りを池に囲まれた美しいモスクが目に飛び込んでくる。小さいけどブルーモスクに負けてない。新しく見えるが、あちこち修復している。聞くと今年は10年に一度のメンテナンスの年なんだそう。待て待て…モスクなのにたった10年しか持たない建築なのか？！（確かにこの国の建物、見てくれは綺麗なんだけど中はスカスカ壁は何もせずに上塗りするから直ぐ剥がれるし弱い～）ガイドさんも英語でちゃんと色々説明してくれる。地下の足洗い場前には銀行のATMもあるしマッサージチェアも2台常設。ジュースの販売機まである。これは珍しい！ガイドさんに「何か子供達に教えられるものある？」とボランティアのお誘い。残念！私もう帰るんです…。あ～っもっと早くここ来れば良かった…。来馬直後に来なかった自分が悔やまれる。ここでボランティアしてればもっと世界が広がったのになぁ。帰りにモスクのマグネットと分厚い英語訳のコーランをお土産に頂く。トウダイモトクラシとはこの事だ。

国立博物館から歩いてＫＬセントラル駅まで10分しないで行けるルートがあるらしいと聞き、行ってみる。確かに直ぐ目の前に見えるけどねぇ…危ない危ない、高速横切るのは。歩道も無いし～これは無いな。ついでにこの駅からLCCT(空港）まで8RMの高速バスが運行している事も突き止めた。順調に行って1時間30分位かかるそう。地下の乗り場は結構混雑。皆利用してるんだね。セントラル駅は広いし売店も食堂も沢山あって結構楽しい。2つの巨大ホテルとも繋がってるしね。大きな乗り継ぎ地点だから当たり前か。

先日NIRSI3という郊外の巨大な問屋街に行ってみた。空港の近く。ふ～んこんな所があったのか…。新興住宅街みたいな感じ。ここは本当に広い！生鮮市場も食堂もある。オーストラリア人御用達の雑貨店がひしめきあっていると聞いてやって来たのだが、どうやらカーペット＆ライト＆カーテン専門の問屋みたい。イメージしてたのとちょっと違う。オーストラリア人の言う「雑貨」とはインテリアの事だったのか？全体的に値段はそんなに安くない。KLのインド人街やショッピングセンターのバーゲンで探した方がセンスの良い物が見つかるかも。でもここの食堂ですご～く美味しいスープに出会えたので良し！マレーシア伝統の「sup berdengling」少しピリ辛の牛スープ。栄養満点スープですよ、これは。本当は麺が入ってるんだけど麺を抜いて注文。4RM、安いよね～

タイの様子もひととうりお伝えしたので近況報告。先週、旧王宮で開催されたレセプションに参加してきました。今年は5年に1度（？）の王様交代の年。先日新しい王様の即位式もあり、長らく建設中だった新王宮も完成。旧王宮は2ヶ月間の期間限定で一般公開される事になりました。我々は国立博物館のボランティア枠での招待。友人に誘われて予てから中を拝見してみたかった事でもあったのでいそいそと出かけて参りました。当日のドレスコードは「金及び黄色の服を着てきてはいけない」（この色は王族のみに許される色なので）というものでした。本当はマレーのバジュクロンやクバヤを着て行くのが一番良いんだけど、既に日本へ送ったあと…。ありあわせの服でまぁ何とか浮かない程度のコーディネートをしての参加でした。驚いたのはセキュリティーチェック一切無し、写真もOKという参加者を完全に信頼しきった対応。庶民との垣根、思いっきり低いです。展示室では至近距離で王と王妃を拝見する事も叶いました。王宮も展示物もやっぱり美しい～キラキラ黄金色が眩しいっすっ！ランチもこんな感じでマレー料理だけど上品で洗練された味。コピとは違う…。帰りに王と王妃の写真入絵皿と展示物の図録のお土産まで頂きました。王様が通る通路には紅い絨毯が敷かれ、ガンガンに温度を下げたであろう冷気を巨大扇風機で外に出して冷やしている所が「やっぱり王様なんだ～」と驚きました。あともう一つここで思わぬ人と再会！ブンブン村の村長さんとチョンカック作ってくれたおじちゃんです。ブンブン村の新年の祭りで着るいでたちで参加してました。あの腰蓑と頭飾りはひと目でそれと分かるんだなぁ～

タイではトムヤムはじめ様々な料理を堪能したが、一番驚いた食べ物（というか食べ方にだけど…）がこれ。タイの伝統的なスイーツなんだって。名前忘れちゃった。普通にカットしたマンゴーにココナッツミルクで甘く甘～く炊いたもち米を乗せて食べるデザート。最初は？という感じだったんだけど、だんだん慣れてくると意外と癖になる美味しさ。沢山は食べられないけどね。デザートというより「主食」にもなりうるかと。